工場の自動化を中心とした制御機器や電子部品、駅の自動改札機や太陽光発電用パワーコンディショナーなどの社会システムやヘルスケアなどの事業を展開。
【事業内容】
・制御機器事業(メイン事業)。
・電子部品事業。
・社会システム事業。
・ヘルスケア事業。
業績
2021年度(22.3)は増収増益、2022年度(23.3)の見通しはほぼ横ばい。

↓2021年度(22.3)の見通しに対する実績。
2Qから3Qで見通しを下げる。その後の実績はほぼ予定通り。

2021年度の事業別売上実績と2022年度の見通し。

成長事業への投資等も行ったうえで対前年比で増益。売上増での増益幅が大きいため、先行投資も行えていると思われる。

為替差益のドル円は¥121で見込んでいる。コマツは¥118なので、オムロンの設定は妥当な想定と感じる。

2022年度はさらに重点投資を行ったうえで増益の見通し。売上増だけでなく利益率の増も見込んでいるので、2021年度の実績がよい実例になったのかと思われる。
また為替益は全体から見ると小さく、上海ロックダウン・部材調達の減少・地政学リスクなどの業績変動リスクも織り込んでいる。

⇩
為替頼みではなく売上増や売上利益率の向上で増益を見込み、さらに重点投資や業績変動リスクも織り込んでいるので、予定通り達成できるのであれば素晴らしいと思われる。
例えばコマツは為替益無くしては達成できない計画となっているので、それと比べれば営業努力による企業価値向上を感じる計画になっている。
但し2021年度の3Qのように計画倒れで見通しを引き下げるようなことが無いか、その点が懸念かと思われる。
信用残高
決算前から売り残が減少して、買い残が増えた。¥7,800より下で買いが進んだかと思われる。

大口の空売残高
2022年3月中旬は¥7,500を割ってきた直近安値付近なので、バークレイズも空売りの比率を上げてきたタイミングと重なっているのかと思われる。

四季報
・2022.3時点
【続伸】
医療は血圧計が部流混乱で台数増想定以下。
制御機器は半導体不足で増勢鈍化。
原材料高騰もあり営業増益幅縮小。
23年3月期は血圧計が新興国で拡大。
制御機器は上期数量伸び悩むが下期に半導体不足改善し大幅増。
株価チャート
(2022.4.28時点)
2022年に入ってからの下落は、2020年3月のコロナショックよりもはるかに大きな下げとなっている。


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(2022.6.24時点)


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